介護の仕事がつらい原因
介護の仕事がつらいとされているのは、多方面で原因が重なることが大きいとされる。
例えば、仕事内容であれば、資格がないのに資格が必要とされる仕事をするように求められるなど、労働基準法に引っかかる場合も存在している。上手く断ることができずに仕事を続けてしまえば、その分ストレスが溜まるのは目に見えるだろう。
また、利用者やその家族からの嫌がらせも存在する。嫌がらせの理由は、自分たちが望んでいない対応をされたとか、対応が雑であったといった職員側の落ち度だけではない。単純に職員の容姿が気に食わないからなどといった、利用者側のわがままからクレームに繋がることもある。
職員側に落ち度があるなら、介護内容を変えるなどして対応が可能だ。しかし職員側に全く落ち度のない嫌がらせのようなクレームの場合は解決するまでに長い時間を有する。中には退職まで追い込む曲者もいるため、嫌気が差して実際に退職する者もいる。
仕事内容や利用者に対してだけではなく、職場の人間関係もストレスの原因になりやすい。どの職場でもいえることであるが、性格や仕事の方針が合わない同僚は少なからず出てくる。
介護の現場では同僚との連携が不可欠になるため、一緒にいる時間が必然的に多くなる。お互いのことを嫌でも知ることとなるために、公私ともに仲を深められる場合もあれば、上手く連携が取れなかった場合に対立することもある。
以上、介護の仕事がつらいとされる様々な原因を挙げてきた。人の命に関わるために責任が重かったり、多方面でストレスを感じやすくなることから、ある程度割り切ることも必要となる。